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使わなくなった陶器のカケラがおしゃれに変身 モザイクコースターの簡単DIY

Tags: 陶器リメイク, モザイクDIY, コースター手作り, エコライフ, 再利用

捨ててしまうのはもったいない陶器のカケラ

日々の暮らしの中で、うっかりお気に入りの湯呑み茶碗を欠けさせてしまったり、大切にしていたお皿を割ってしまったりすることは、どなたにも経験があるかもしれません。そのカケラをそのまま捨ててしまうのは、少し心が痛みますし、せっかくの陶器がただのゴミになってしまうのは、環境の面から見てももったいないことです。

そこで今回は、そんな使わなくなった陶器のカケラを素敵なインテリアアイテムとして再利用するDIYアイデアをご紹介します。手軽に作れるおしゃれな「モザイクコースター」に生まれ変わらせる方法です。ゴミを減らし、お家にあるものでできる、環境にもお財布にも優しいリメイクに挑戦してみませんか。完成したコースターは、愛着のある一品として、日々のティータイムや食事の時間をより豊かなものにしてくれるはずです。

準備するもの

陶器のカケラをモザイクコースターにリメイクするために必要な材料と道具を揃えましょう。特別なものはほとんど必要ありません。

材料

道具

作り方

ここからは、陶器のカケラを使ったモザイクコースターの具体的な作り方をご説明します。安全に注意しながら作業を進めましょう。

ステップ1:陶器のカケラを準備する

リメイクに使用する陶器の破片を用意します。既に割れているものを使いますが、デザインに合わせてもう少し小さくしたい場合は、新聞紙などに包んでから金槌で叩いて割るか、ペンチやニッパーで少しずつ割り取ります。この時、必ず保護メガネと軍手(または作業用手袋)を着用してください。破片が飛び散ったり、鋭利な部分で手を傷つけたりする危険があります。 カケラの大きさや形はバラバラで構いません。それがモザイクの魅力になります。

ステップ2:デザインを考える(任意)

コースターの土台に、どのような配置でカケラを並べるか、簡単なデザインを考えてみましょう。土台の上にカケラを仮置きしてみて、全体のバランスを確認するのも良い方法です。ランダムに並べても素敵ですし、中心から広がるように配置したり、色の組み合わせを考えたりするのも楽しい作業です。

ステップ3:カケラを土台に接着する

コースターの土台に接着剤を薄く塗ります。一度に広範囲に塗ると乾いてしまうので、カケラを貼り付ける範囲ごとに塗っていくのがコツです。 準備した陶器のカケラを、デザインを考えながら土台に貼り付けていきます。カケラ同士の間隔は、後で目地材を埋めるために1〜3mm程度空けておくと良いでしょう。全て貼り終えたら、接着剤が完全に乾くまで、製品の指示に従ってしっかりと時間を置いてください。

ステップ4:目地材を準備する

ボウルや容器に目地材の粉を入れ、表示されている分量に従って少しずつ水を加えながら練ります。ペースト状になり、ヘラですくって落ちにくい程度の硬さが目安です。練りすぎるとすぐに固まってしまうことがあるので、使う分だけ練るようにしましょう。目地材を扱う際も、ゴム手袋を着用することをおすすめします。

ステップ5:目地材を塗り込む

接着剤が完全に乾いたことを確認してから、練った目地材をコースターの表面に塗り込みます。ヘラやゴムベラを使い、カケラの隙間全てに目地材がしっかりと行き渡るように押し込むようなイメージで作業します。カケラの表面にも目地材が付着しますが、後で拭き取るので気にせず隙間を埋めることに集中してください。

ステップ6:余分な目地材を拭き取る

目地材を塗り込み終えたら、すぐに湿らせた布やスポンジでカケラの表面に付いた余分な目地材を拭き取ります。強く擦りすぎず、カケラの間に埋め込んだ目地材を取ってしまわないように優しく拭き取りましょう。目地材が少し乾いてからの方が拭き取りやすい場合もありますが、完全に乾いてしまうと取るのが難しくなるため、頃合いを見計らって作業します。拭き取った後は、布を洗って再度拭き取る作業を繰り返すと、よりきれいに仕上がります。

ステップ7:乾燥させて完成

余分な目地材を拭き取り終えたら、目地材が完全に固まるまで水平な場所でしっかりと乾燥させます。乾燥時間は目地材の種類によって異なりますが、通常は数時間から1日程度です。完全に乾燥したら、陶器のカケラがおしゃれなモザイク模様のコースターに生まれ変わりました。

活用例とアレンジ

完成したモザイクコースターは、そのまま普段使いのコースターとして活躍します。ティーカップやグラスを置くたびに、手作りの温もりとリメイクの楽しさを感じられるでしょう。

また、コースターとしてだけでなく、小さな観葉植物の鉢受け皿にしたり、アクセサリーの一時置き場にしたりするのもおすすめです。複数枚作って並べれば、テーブルの上が華やかになります。

アレンジとしては、土台の形を四角だけでなく丸や六角形にしたり、使用する陶器の色合いを統一したり、あえてカラフルなカケラを組み合わせたりと、様々なデザインが可能です。拾ってきた貝殻やガラス片を一緒に貼り付けても、オリジナリティあふれる作品になります。

まとめ

使われなくなった陶器のカケラは、工夫次第で素敵なインテリアアイテムに生まれ変わります。今回のモザイクコースター作りを通して、ゴミを減らし、身近なものを大切に再利用することの楽しさを感じていただけたなら幸いです。

手作りの温かみがあるコースターは、日々の暮らしに彩りを添えてくれるだけでなく、物を大切にする気持ちや、環境に配慮した暮らし方への意識を高めるきっかけにもなります。ぜひ、お家にある陶器のカケラを集めて、世界に一つだけのモザイクコースター作りに挑戦してみてください。使われなくなったものに新しい価値を与える、そんな素敵なリメイクDIYをこれからも提案してまいります。