使わないカレンダーやポスターがおしゃれに変身 空き箱が素敵な収納ボックスに生まれ変わる簡単DIY
捨てる前にちょっと待って 使わないカレンダーやポスターを素敵に再利用
季節が終わったカレンダーや、気に入っていたけれどもう飾らなくなったポスターがお家にたくさん眠っていませんか。そのまま捨ててしまうのは少しもったいないと感じることもあるでしょう。厚みがあってしっかりとした紙質のものも多く、工夫次第で新しいアイテムに生まれ変わらせることができます。
今回は、そんな使わなくなったカレンダーやポスターと、こちらもご家庭で出やすい空き箱を組み合わせて、おしゃれで実用的な収納ボックスを作るDIYをご紹介します。特別な材料や難しい工程は必要ありません。身近なものを再利用することで、環境に優しく、お部屋の整理整頓にも役立つ素敵なアイテムが完成します。お気に入りの柄やデザインを活かして、世界に一つだけの収納ボックスを作ってみましょう。
準備するもの
このリメイクに必要な材料と道具は、ご家庭にあるものや、簡単に手に入るものばかりです。
材料
- 使わないカレンダーまたはポスター: お好みの柄や、箱を覆うのに十分な大きさのものを用意してください。しっかりした紙質の方が扱いやすいですが、薄いものでも工夫次第で使えます。
- 適当なサイズの空き箱: 段ボール箱、お菓子や雑貨の箱、靴箱など、リメイクしたい収納ボックスのサイズに合わせて選びます。丈夫なものがおすすめです。
- 接着剤: 木工用ボンドや、紙工作用の接着剤が適しています。環境に配慮した水性のものが増えていますので、探してみるのも良いでしょう。デコパージュ用のりを使うと、より耐久性が増します。
道具
- カッターナイフまたはハサミ: 紙をカットするために使用します。
- カッターマット: カッターナイフを使用する際は、作業面を傷つけないために用意してください。
- 定規: 正確にカットするために必要です。
- 鉛筆: カットする線の目印をつけます。
- 刷毛またはスポンジ: 接着剤を均一に塗るためにあると便利です。
- 布やヘラ: 貼り付けた紙の空気を抜くために使用します。
作り方
さあ、実際に収納ボックスをリメイクしてみましょう。基本的な手順をご紹介します。
1. 空き箱の準備
まず、リメイクしたい空き箱を準備します。蓋が不要であれば切り取るなど、完成させたい形に整えます。箱の強度に不安がある場合は、内側や角をガムテープなどで補強しておくと安心です。箱の表面がツルツルしていて接着剤がつきにくい素材の場合は、軽く紙やすりでこすって表面を荒らすか、紙用のプライマーなどを塗布しておくと、紙が剥がれにくくなります。簡単なリメイクとして割り切る場合は、この工程は省略しても問題ありません。
2. カレンダーまたはポスターのカット
箱の各面に貼り付けるカレンダーまたはポスターをカットします。箱の側面、底、蓋など、紙を貼りたい部分のサイズを定規で正確に測ります。鉛筆で紙に印をつけ、カッターナイフまたはハサミで丁寧にカットしてください。
コツ: * 箱の角をどのように処理するか（重ねるか、つき合わせるかなど）を考えてカットするサイズを決めましょう。重ねて貼ると丈夫になり、見た目もデザインの一部になります。 * カレンダーやポスターの柄を生かしたい場合は、箱のサイズに合わせて柄の位置を調整しながらカットしましょう。
安全に関する注意: * カッターナイフを使用する際は、必ずカッターマットの上で作業し、刃の扱いに十分注意してください。
3. 空き箱に紙を貼り付ける
カットしたカレンダーまたはポスターを、箱のそれぞれの面に貼り付けていきます。
- 箱の面に刷毛やスポンジで接着剤を均一に薄く塗ります。塗りすぎると紙が水分を含んでシワになりやすいため注意が必要です。
- 接着剤を塗った面に、カットした紙をゆっくりと貼り付けます。端から順に貼り付けていくと空気が入りにくいです。
- 布やヘラを使って、中心から外側に向かって紙の表面を優しく撫でるようにし、中の空気を抜いて密着させます。シワにならないように丁寧に作業してください。
- 箱の全ての面に同じように紙を貼り付けます。箱の内側にも紙を貼ると、よりきれいに仕上がります。
4. 乾燥
全ての面に紙を貼り終えたら、接着剤が完全に乾くまでしっかりと乾燥させます。直射日光の当たらない、風通しの良い場所で乾かしましょう。乾燥時間は接着剤の種類や湿度によりますが、数時間から一晩程度かかる場合があります。
5. 仕上げ（任意）
さらに耐久性や防水性を高めたい場合、またはツヤを出したい場合は、紙を貼り付けた表面にニスやデコパージュ液などを塗布します。塗布する際は、ムラにならないように薄く塗り重ねるのがコツです。ニスなどが完全に乾けば完成です。
安全に関する注意: * 接着剤やニスを使用する際は、換気を良くして作業を行ってください。
活用例とアレンジ
完成したリメイク収納ボックスは、お家の中で様々な用途に使えます。
- 整理整頓に: 棚の中の小物入れ、引き出しの仕切り、書類の整理、お子様の作品保管など。サイズに合わせてたくさん作ると、見た目も揃ってすっきりします。
- 手芸用品や文具入れに: 糸や布、ペンやハサミなど、細々としたものをまとめるのに便利です。
- キッチンで: お菓子やティーバッグ、レトルト食品などのストック入れに。
- ギフトボックスに: リメイクした箱をプレゼントのラッピングに使うと、贈る気持ちがさらに伝わります。
アレンジ例:
- 取っ手を付ける: 側面に穴を開けてリボンや紐を通したり、市販の取っ手を付けたりすると、持ち運びやすくなります。
- 仕切りを作る: 箱の内側に厚紙などで仕切りを付けると、より細かく分類して収納できます。
- ラベルを付ける: 中身が分かるように、側面や蓋にラベルを貼るとさらに使い勝手が良くなります。カレンダーやポスターの余った部分をラベルとして使うのも素敵です。
- 違う素材と組み合わせる: 布やレース、マスキングテープなどをアクセントとしてプラスするのもおすすめです。
まとめ
使わなくなったカレンダーやポスター、そして空き箱という、普段なら捨ててしまいがちなものが、少し手を加えるだけで、おしゃれで実用的な収納ボックスに生まれ変わりました。このように身近なものをリメイクすることは、ゴミを減らし、環境に配慮した暮らしに繋がります。
また、自分自身の手で新しいアイテムを生み出す喜びや、完成した時の達成感は格別です。お気に入りの柄に囲まれた収納ボックスを使うたびに、きっと優しい気持ちになれるでしょう。
ぜひ、ご家庭に眠っているカレンダーやポスター、空き箱を見つけて、このリメイクに挑戦してみてください。楽しみながら、地球にもお財布にも優しい、心地よい暮らしを実現しましょう。