使わなくなったコルク栓がおしゃれに変身 鍋敷きの簡単DIY
使わなくなったコルク栓がおしゃれに変身 鍋敷きの簡単DIY
ご自宅でワインなどを楽しまれた後、コルク栓はどうされていますか。天然素材であるコルクは、そのまま捨ててしまうのは少しもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。今回は、そんな使わなくなったコルク栓を素敵な鍋敷きにリメイクする方法をご紹介いたします。
コルク栓は軽くて断熱性があり、熱いお鍋やフライパンを置くのに適した素材です。捨てられるはずだったものが、日々の暮らしで活躍するアイテムに生まれ変わります。環境に優しく、手軽に挑戦できるDIYです。
材料と道具
このDIYに必要な材料と道具は、どれも比較的簡単に入手できるものばかりです。
- コルク栓: ワインなどのコルク栓を数十個集めます。天然コルク、圧縮コルクなど種類は問いませんが、同じ種類で揃えると見た目が均一になります。最低でも30個以上あると、程よい大きさの鍋敷きが作れます。
- 接着剤: 木工用ボンドや、クラフト用として様々な素材に使える多用途接着剤が適しています。コルク同士をしっかりと固定できるものを選びましょう。熱に強いタイプを選ぶと、より鍋敷きとしての性能が高まります。
- カッターナイフ(任意): コルク栓を半分に切って使う場合に必要です。安全性の高いものを準備してください。
- 定規(任意): レイアウトを決める際に使用します。
- カッターマット(任意): カッターナイフを使用する場合に、作業台を傷つけないために使用します。
- 滑り止めシート(任意): 鍋敷きの裏面に貼ると、テーブルの上で滑りにくくなります。
作り方
コルク栓を使った鍋敷きの基本的な作り方をご紹介します。今回は、最もシンプルで安定しやすい四角い形の作り方です。
- コルク栓を準備する 集めたコルク栓の汚れなどを拭き取ります。もしコルク栓を半分に切って断面を見せるデザインにしたい場合は、カッターナイフを使って丁寧に縦半分に切ります。カッターを使う際は、怪我をしないよう十分に注意し、カッターマットの上で作業してください。コルク栓が安定するように置き、無理な力を加えず、少しずつ刃を進めるのがコツです。今回は、コルク栓をそのままの形で使う方法で進めます。
- レイアウトを決める 作業台の上にコルク栓を並べ、作りたい鍋敷きのサイズや形に合わせてレイアウトを決めます。四角形、円形、六角形など、様々な形で作ることができます。コルク栓を縦に並べるか、横に並べるかでも表情が変わります。今回は、コルク栓を縦に並べて四角形を作るレイアウトとします。例えば、縦5個、横6個で並べると、約10cm×12cm程度の鍋敷きになります。
- コルク栓を接着する レイアウトが決まったら、コルク栓同士を接着剤で貼り合わせていきます。端から順番に、隣り合うコルク栓の側面に接着剤をつけ、しっかりと押し付けて固定します。一度にたくさんのコルクを接着しようとせず、数個ずつ確実に固定していくと綺麗に仕上がります。四角形の場合は、まず一列を作り、次にその列に沿って二列目を接着していく、というように進めると作りやすいです。接着剤がはみ出さないように注意してください。
- しっかりと乾燥させる 全てのコルク栓の接着が終わったら、接着剤が完全に乾くまで静かに置いておきます。接着剤の種類によって乾燥時間は異なりますので、製品の指示に従ってください。完全に乾くまでには、数時間から半日程度かかる場合があります。しっかりと乾燥させることが、丈夫な鍋敷きを作る上で重要です。
- 仕上げ(任意) 接着剤が完全に乾いたら、形が歪んでいないか確認します。もし、コルク栓の端が少しはみ出ているなど、形を整えたい場合は、カッターナイフを使って丁寧にカットすることも可能です。また、テーブルの上での滑りが気になる場合は、鍋敷きの裏面に市販の滑り止めシートを、形に合わせてカットして貼り付けるとより実用的になります。
これで、世界に一つだけのコルク栓鍋敷きの完成です。
活用例とアレンジ例
完成したコルク栓の鍋敷きは、キッチンやダイニングで活躍します。
- 本来の使い方として: 熱々のお鍋やグラタン皿、やかんなどを置く鍋敷きとして使用します。コルクの断熱性がテーブルを熱から守ります。
- 飾り台として: 小さな観葉植物や雑貨を飾る際の台として使うと、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
- コースターとして: 小さめに作れば、マグカップなどを置くコースターとしても活用できます。
さらに、様々なアレンジでオリジナリティを加えることも可能です。
- 形を変える: 四角形だけでなく、円形や六角形、またはハート型など、自由にレイアウトして接着することで様々な形の鍋敷きが作れます。
- コルク栓の種類を混ぜる: 天然コルクと圧縮コルクを混ぜて使ったり、様々なデザインのコルク栓を組み合わせたりすることで、ユニークな見た目になります。
- ペイントやデコレーション: 完成後にコルク栓の表面にアクリル絵の具で色を塗ったり、ステンシルで模様を入れたりするのも素敵です。
まとめ
今回は、使わなくなったコルク栓を再利用した鍋敷きの作り方をご紹介しました。普段は捨ててしまうものが、少し手を加えるだけで暮らしの中で役立つアイテムに生まれ変わります。これは、環境に優しく、限りある資源を大切にすることにも繋がります。
手軽な材料と簡単な工程でできるコルク栓の鍋敷き作りは、どなたでも気軽に挑戦できます。自分で作ったものには愛着が湧き、より大切に使いたくなるものです。ぜひ、ご自宅に貯まっているコルク栓を使って、オリジナルの鍋敷き作りに挑戦してみてください。捨てることから作る喜びへ、そして環境にも優しい暮らしへと繋がる、そんな一歩になることを願っています。