使わないカッティングボードがおしゃれに変身 予定もメモも書ける壁掛けボードの簡単DIY
使わないカッティングボードを実用的な壁掛けボードにリメイク
ご自宅に使わなくなったカッティングボードはございませんか。長年使って表面に傷がついたり、デザインに飽きてしまったりしても、まだまだ活躍できる可能性を秘めています。今回は、そんなカッティングボードを再利用し、日々の予定や買い物リスト、家族への伝言などを書き留めておける、おしゃれで実用的な壁掛けボードに生まれ変わらせるDIYをご紹介します。
使わなくなったものを捨てるのではなく、少し手を加えるだけで新たな価値を与えることは、環境に配慮した持続可能な暮らしにつながります。このリメイクは特別な技術は必要なく、比較的短時間で完成させることができますので、ぜひ挑戦してみてください。完成したボードは、キッチンや玄関、リビングなど、様々な場所で活躍してくれるでしょう。
材料と道具
リメイクに必要な材料と道具を準備します。環境に優しい材料を選ぶことも意識してみましょう。
- 使わないカッティングボード
- 木製のものがペイントしやすくおすすめです。プラスチック製の場合は、それに適した塗料を使用してください。
- 塗料
- 書き込みたい内容によって選びます。
- チョークで書きたい場合: 黒板塗料(水性タイプがおすすめです)
- マーカーで書きたい場合: 水性塗料(白や淡い色)、またはホワイトボードペイント
- 装飾として: アクリル絵の具、ステインなど
- 換気の良い場所で使用し、必要であれば「低VOC(揮発性有機化合物)」など環境負荷の少ない製品を選びましょう。
- 書き込みたい内容によって選びます。
- 筆またはローラー
- 塗料の種類や塗る面積に合わせて選びます。広い面にはローラー、細かい部分には筆が適しています。
- サンドペーパー
- 木製ボードの場合、表面の汚れ落としや塗料の定着を良くするために使用します。目の細かいもの(240番〜400番程度)を用意しましょう。
- 壁掛け用のフックまたは金具、紐
- ボードの重さやデザインに合わせて選びます。三角カン、ヒートン、革紐など。
- ウエスまたは布
- 拭き掃除や塗料の拭き取りに使用します。
- その他(必要に応じて)
- マスキングテープ(塗り分けたい場合)
- 定規、鉛筆(線を引く場合)
- 下地材(ボードの状態による)
- 作業用手袋、新聞紙やビニールシート(作業場所の保護)
作り方
写真がなくても分かるように、各ステップを丁寧に解説します。
- カッティングボードの準備
- カッティングボード全体を水でよく洗い、汚れを落とします。油汚れがある場合は、食器用洗剤を使用して丁寧に洗ってください。
- 十分に乾燥させます。湿気が残っていると塗料の定着が悪くなることがあります。
- 木製の場合、表面に深い傷やささくれがある場合は、サンドペーパーで軽く研磨して滑らかにします。全体を軽く研磨すると、塗料のノリが良くなります。研磨後は、木くずをウエスでしっかりと拭き取ってください。
- ペイント面の決定とマスキング
- カッティングボードのどの部分に塗料を塗るか決めます。片面全体でも、一部だけを黒板にするなど、デザインを考えてみましょう。
- 塗りたくない部分があれば、マスキングテープで丁寧に覆います。取っ手部分などを残すのも良いでしょう。
- 塗料の塗布
- 塗料の説明書をよく読み、指示に従って使用します。容器をよく振ってから使用してください。
- 筆やローラーを使い、選んだ面に塗料を均一に塗ります。一度に厚く塗るよりも、薄く重ね塗りする方がムラになりにくいです。
- 特に黒板塗料は、2度塗り以上が推奨されることが多いです。1回目の塗料が完全に乾いてから、2回目を塗ります。
- 換気を十分に行いながら作業してください。
- 乾燥
- 塗料が完全に乾くまで、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させます。乾燥時間は塗料の種類や湿度、気温によって異なりますので、説明書を確認してください。触ってみて手に付着しない状態になっても、内部が乾いていないことがあります。
- チョークで慣らす(黒板塗料の場合)
- 黒板塗料を塗った場合は、使用前にチョークで表面を「慣らす」必要があります。ボード全体にチョークの腹で満遍なく線を引くように塗りつけ、その後ウエスで拭き取ります。これにより、次にチョークで書いた時に跡が残りにくくなります。
- 壁掛け用の金具や紐の取り付け
- カッティングボードの裏面の上部に、壁掛け用のフックや金具を取り付けます。木製の場合は、下穴を開けてからネジで固定すると、木が割れにくいです。
- 紐を通して吊るす場合は、ボード上部の両端にヒートンなどをネジ込み、そこに紐を結びつけます。ボードが水平になるように紐の長さを調整してください。
- 仕上げ
- 必要に応じて、ステンシルで文字や模様を入れたり、装飾用の金具を取り付けたりして仕上げます。
これで、オリジナルの壁掛けボードの完成です。
活用例・アレンジ例
完成した壁掛けボードは、様々な場所で、多様な用途に使用できます。
- キッチンで: 買い物リストや献立、常備菜のメモ、冷蔵庫の中身リストなどを書き留めておけば、毎日の家事が少し楽になります。
- 玄関で: 家族への連絡事項や持ち物チェックリスト、忘れ物防止のメモなどに便利です。壁に掛けておけば、出かける前に必ず目に入ります。
- リビングやワークスペースで: TODOリスト、アイデアメモ、気分転換のメッセージボードとして活用できます。カフェ風のインテリアとしても素敵です。
- カレンダーとして: ボードに定規で線を引いて、簡単なカレンダー形式にすることも可能です。1週間や1ヶ月の予定を書き込めます。
- フックを取り付けて: ボードの下部などに小さなフックを取り付ければ、鍵やアクセサリー、クリップなどを掛けておくことができます。より機能的な壁掛け収納になります。
- デザインのアレンジ: 塗料の色を変えるだけでなく、ボードの一部にだけペイントしたり、布やデザインペーパーを貼ったりするアレンジも楽しめます。お好みのマスキングテープでフレームを作るのも簡単でおすすめです。
まとめ
使わなくなったカッティングボードが、たった少し手を加えるだけで、毎日使える実用的な壁掛けボードに生まれ変わりました。傷や汚れがあっても、リメイクすることで新たな魅力が生まれます。
このDIYは、物を大切にすること、そして環境に優しい暮らしを実践することにつながります。オリジナルのボードを作る楽しさ、完成したボードが日々の生活に役立つ喜びをぜひ感じてみてください。手軽にできるリメイクから、持続可能な暮らしへの第一歩を踏み出してみませんか。