空きガラス瓶を素敵に再利用 手作りソープボトルの簡単DIY
使わないガラス瓶をおしゃれにアップサイクル
ご家庭に、形が気に入っているけれど使い道がなく、捨てようか迷っているガラス瓶はありませんか。ジャムの瓶、ジュースの瓶、ドレッシングの瓶など、様々なサイズのガラス瓶が日々消費されています。これらの瓶をそのままゴミにしてしまうのは少しもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな使わなくなったガラス瓶を、おしゃれで実用的なソープボトルにリメイクする方法をご紹介します。液体石鹸や食器用洗剤、ハンドソープなどを詰め替えて使うことで、市販のプラスチック製ボトルを買い続ける必要が減り、環境負荷の低減にもつながります。手作りならではの温かみと、お気に入りの瓶を再利用できる喜びを感じていただけることでしょう。
材料と道具
手作りソープボトルに必要な材料と道具は、ご家庭にあるものや、手軽に入手できるものがほとんどです。
- 使わなくなったお好みのガラス瓶
- ソープボトル用のポンプヘッド(お持ちのソープボトルから再利用するか、手芸店やオンラインストアなどで購入します)
- 瓶のラベルなどを剥がすためのお湯や洗剤、ヘラなど
- (お好みで)装飾用の材料:ガラス用塗料、アクリル絵の具、麻ひも、ラベルシール、ボンドなど
- (装飾する場合)刷毛、ハサミなど
ソープボトル用のポンプヘッドは、様々なサイズがありますので、お手持ちのガラス瓶の口のサイズ(特にネジの形状や直径)に合うものを選ぶことが重要です。既存のプラスチックボトルのポンプを再利用する際は、きれいに洗浄しておきます。装飾に使用する塗料は、水性のアクリル絵の具などが環境への負荷が少なく、扱いやすいのでおすすめです。
作り方
空きガラス瓶をソープボトルに変身させる手順は、とてもシンプルです。
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ガラス瓶の準備 まず、リメイクに使用するガラス瓶をきれいに洗います。ラベルが付いている場合は、お湯につけたり、洗剤を使ったりして丁寧にはがします。粘着剤が残った場合は、市販のシール剥がし液や、重曹ペーストなどを使うと効果的です。きれいに洗い終わったら、瓶の内外をしっかりと乾燥させます。水分が残っていると、後から詰め替えるソープが傷む原因になることがあります。
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ポンプヘッドの取り付け準備 ガラス瓶の口に合うポンプヘッドを用意します。購入したポンプヘッドには、通常、瓶の口に合わせて長さを調整できるチューブが付いています。瓶の底に届くように、チューブをハサミでカットして長さを調整します。ポンプヘッドが瓶の口にぴったり合わない場合は、瓶の口にテープを巻いたり、ゴムパッキンを挟んだりして調整が必要な場合もあります。この点が、手作りする上での一つのポイントとなります。
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(お好みで)瓶の装飾 シンプルに瓶の素材感を活かしても素敵ですが、お好みで装飾を施すことができます。
- ペイント: ガラス用塗料やアクリル絵の具で瓶全体や一部に色を塗ります。絵の具が完全に乾燥するまで、十分な時間を確保してください。ムラなくきれいに塗るためには、薄く塗り重ねるのがコツです。
- デコパージュ: ペーパーナプキンや専用の紙をデコパージュ液で貼り付けます。瓶の表面に凹凸がある場合でも貼りやすい方法です。
- 麻ひも巻き: 瓶の首の部分や全体にボンドをつけながら麻ひもなどを巻き付けます。ナチュラルな雰囲気に仕上がります。
- ラベル: シンプルな瓶に手書きのラベルや、お気に入りのシールを貼るだけでもぐっとおしゃれになります。
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ポンプヘッドの取り付け 装飾が終わって十分に乾燥したら、準備したポンプヘッドをガラス瓶に取り付けます。ポンプヘッドのネジ部分を瓶の口にしっかりと回し入れて固定します。液体が漏れないように、しっかりと閉まっているか確認してください。
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ソープの詰め替え お好みの液体石鹸や洗剤を、ポンプヘッドを取り付けた瓶に注ぎ入れます。詰め替える際は、漏斗を使うとスムーズです。これで、世界に一つだけの手作りソープボトルの完成です。
活用例とアレンジ
完成したガラス瓶ソープボトルは、様々な場所で活躍します。
- キッチン: 食器用洗剤やハンドソープを入れてシンク周りに置くと、見た目もおしゃれで気分が上がります。
- 洗面所: ハンドソープやうがい薬などを入れるボトルとして。
- バスルーム: シャンプーやコンディショナー、ボディソープなどの詰め替えに(ただし、ガラス製ですので、浴室での使用には十分な注意が必要です)。
- その他の液体: 化粧水や乳液など、日用品の詰め替えボトルとしてもお使いいただけます。
アレンジとしては、瓶の形やサイズを変えることで、全く違う雰囲気のボトルを作ることができます。小ぶりの瓶で洗顔フォーム用、大きめの瓶でボディソープ用など、用途に合わせて作り分けるのも良いでしょう。また、装飾方法を変えるだけで、シンプルなものからアンティーク風、モダンなデザインまで、幅広いテイストに対応できます。季節に合わせて装飾を変えてみるのも楽しいかもしれません。
まとめ
使われなくなったガラス瓶をソープボトルにリメイクすることは、手軽に始められる素晴らしいアップサイクルです。ゴミとして捨てられるはずだった物に新しい命を吹き込み、日々の暮らしの中で繰り返し使うことで、環境に優しく持続可能な生活に貢献できます。
また、市販品にはない自分だけのオリジナルアイテムを持つ喜びや、手作りすることそのものの楽しさも感じていただけるはずです。ぜひ、ご自宅に眠っているガラス瓶を活用して、実用的でおしゃれなソープボトル作りに挑戦してみてください。物を大切にする心が、きっと豊かな暮らしにつながります。