雑貨リメイクDIY

使わないガラスのお皿やボウルがおしゃれに変身 華やかな多段トレイの簡単DIY

Tags: 食器リメイク, ガラストレイ, 多段トレイ, アクセサリー収納, 簡単DIY

はじめに

ご家庭で使われなくなったガラスのお皿やボウルはございませんか。引き出しの奥や棚の上に眠っているそれらの食器を、ただ捨てるのではなく、新たな形で蘇らせる素敵なDIYをご紹介いたします。今回は、サイズ違いのガラス食器を組み合わせて作る、華やかな多段トレイのDIYです。アクセサリーや小物を飾るディスプレイとして、またお菓子やフルーツを盛るパーティーアイテムとしても活躍するこのトレイは、空間をぱっと明るくしてくれます。

このリメイクは、物を大切に使い続けるという環境に優しい選択であると同時に、ご自宅にあるもので手軽に始められる点も魅力です。簡単な手順で、見栄えのする実用的なアイテムが完成しますので、ぜひ挑戦してみてください。

材料と道具

ご自宅にあるものや、ホームセンター、100円ショップなどで手に入る材料を中心に揃えます。

材料

道具

作り方

今回は、接着剤を使って食器を重ねていく方法を基本にご説明します。連結パーツを使用する場合は、製品の説明書も合わせてご確認ください。

  1. 食器の準備 使わなくなったガラスのお皿やボウルを、食器用洗剤で丁寧に洗い、油分や汚れを完全に落とします。特に接着面になる部分は念入りに洗ってください。洗い終わったら、タオルで水気をしっかりと拭き取り、完全に乾かします。

  2. 接着面の準備(必要な場合) ガラスの表面は非常に滑らかで、接着剤が定着しにくい場合があります。接着をより確実にするために、接着剤を塗布する部分(食器の中心など)を細かいサンドペーパーで軽く擦り、わずかに傷をつけると接着強度が増します。ただし、ガラスが破損しないよう、力を入れすぎないように注意してください。この工程は、接着剤の種類によっては不要な場合もありますので、使用する接着剤の説明を確認してください。

  3. 位置決め 多段トレイの土台となる一番大きなお皿を下に置きます。その中心に、連結用として用意した短い瓶やグラスを置き、さらにその上に二段目のお皿(土台より一回り小さいもの)を重ねてみます。全体のバランスを見ながら、それぞれの食器や連結部品の中心が揃うように位置を決めます。油性ペンで目印を付けると作業しやすくなりますが、ガラスの場合は接着剤で消えにくくなる可能性があるため、慎重に行ってください。

  4. 接着 位置が決まったら、いよいよ接着です。

    • まず、土台となる一番大きなお皿の中心に、連結用部品の底面を接着するための接着剤を塗布します。接着剤の説明書に従い、必要な量を塗ってください。
    • 先ほど位置決めした場所に、連結用部品をまっすぐに置きます。中心からずれないように注意しましょう。
    • 連結用部品の上に、二段目のお皿の中心を接着するための接着剤を塗布します。
    • 二段目のお皿を、連結用部品の上にまっすぐ重ねます。この時、お皿の中心が連結用部品の中心と揃っているか確認してください。
    • 三段にする場合は、同様の手順で二段目のお皿の上に次の連結用部品を接着し、さらにその上に一番小さなお皿を接着します。
  5. 乾燥 全ての接着が終わったら、接着剤が完全に硬化するまで、記載されている時間、しっかりと乾燥させます。硬化するまでは動かしたりせず、水平な場所に置いてください。完全に硬化する前に力を加えると、ずれたり外れたりする原因になります。接着剤によっては数時間から24時間以上かかるものもありますので、時間に余裕を持って作業してください。

  6. 仕上げ 接着剤が完全に硬化したら、余分な接着剤のはみ出しがないか確認します。もしはみ出しがあれば、固まる前であればウェットティッシュなどで拭き取り、固まった後であればカッターナイフなどで慎重に削り取ります。これで、素敵な多段トレイの完成です。

活用例/アレンジ例

完成した多段トレイは、さまざまな用途で活躍します。

また、アレンジとして、アクリル絵の具などで食器の縁に色を塗ったり、柄を描いたりするのも良いでしょう。食器の組み合わせ方を変えたり、連結部品として使うものの素材を変えたりするだけでも、雰囲気が大きく変わります。

まとめ

使われなくなったガラスのお皿やボウルが、少し手を加えるだけで、こんなにも実用的で美しい多段トレイに生まれ変わりました。新しいものを購入するのではなく、今あるものを工夫して再利用することは、環境への負担を減らすことにつながります。

ご自身の手で作ったアイテムには、既製品にはない愛着が湧くものです。この多段トレイを使うたびに、ごみを減らし、物を大切にした満足感を感じていただけるでしょう。ぜひ、ご家庭に眠っている食器を見つけたら、このDIYを試してみてください。そして、リメイクの楽しさを発見していただければ幸いです。