雑貨リメイクDIY

使わなくなったキーホルダーやチャームがおしゃれに変身 アクセサリーやバッグチャームの簡単リメイク

使わなくなったキーホルダーやチャームをアクセサリーにリメイク

引き出しの奥や小物入れの中で眠っている、使わなくなったキーホルダーやチャームはありませんか。旅行先のお土産、イベントの記念品、可愛くて買ったけれど今は使っていないもの。それらをただしまっておくだけではもったいないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。

これらの小さなアイテムは、少し手を加えるだけで素敵なアクセサリーやバッグチャームに生まれ変わらせることができます。お気に入りのデザインを活かしながら、世界に一つだけのオリジナルアイテムを作るのは楽しいものです。これは、物を大切に使い続けるというサステナブルな暮らしにも繋がります。

この記事では、使わなくなったキーホルダーやチャームを、身につけられるアクセサリーや実用的なバッグチャームに簡単にリメイクする方法をご紹介します。特別な工具はほとんど必要ありません。家にあるものや、手軽に手に入る材料で挑戦できます。

材料と道具

リメイクに必要な主な材料と道具は以下の通りです。

• 使わなくなったキーホルダーやチャーム
• リメイクしたいアイテムに合ったアクセサリーパーツ（例: ピアス/イヤリング金具、ネックレスチェーン、丸カン、カニカン、ボールチップ、ナスカンなど）
• ペンチ（先の細い平ヤットコ、丸カンを開閉するための丸ヤットコがあると便利です）
• ニッパー（不要な金具やチェーンをカットする場合に使用します）
• （必要に応じて）ビーズ、リボン、チェーンなどの装飾材料

キーホルダーやチャームによっては、すでに付いている金具をそのまま利用できる場合もあります。アクセサリーパーツは手芸店や100円ショップなどで手軽に入手可能です。ペンチやニッパーも、基本的なDIYやアクセサリー作りのために一つ用意しておくと便利です。

作り方

キーホルダーやチャームの種類、作りたいアイテムによって手順は多少異なりますが、ここでは基本的なリメイク方法をご紹介します。

1. 元の状態から不要な部分を取り外す

まずは、リメイクしたいキーホルダーやチャームの元の状態を確認します。不要なリング、チェーン、フックなど、リメイク後のデザインで使わない部分はニッパーでカットするか、ペンチで金具を開いて丁寧に取り外します。チャーム本体を傷つけないように慎重に作業してください。

2. リメイクするアイテムを決める

チャームの大きさや形、お好みに合わせて、ピアス、イヤリング、ネックレス、ブレスレット、バッグチャームなど、何にリメイクするかを決めます。

3. アクセサリーパーツを準備する

リメイクするアイテムに合わせて必要なアクセサリーパーツを準備します。 * ピアス/イヤリング: ピアスポスト、フック、イヤリング金具など。チャームを吊り下げるための丸カンも必要です。 * ネックレス/ブレスレット: チェーン、紐、留め金具（カニカン、引き輪など）、丸カン。 * バッグチャーム: ナスカン、大きめの丸カン、チェーンやリボンなど。

4. チャームとパーツを繋げる

ここがリメイクの核となる部分です。主に丸カンというCの形をした金具を使ってチャームとアクセサリーパーツを繋げます。

• 丸カンの使い方: 丸カンの切れ目の両側を、それぞれ平ヤットコで挟みます。片方のヤットコを固定し、もう一方のヤットコで丸カンの切れ目を横にスライドさせるように開きます（前後に開くと丸カンが歪んで強度が落ちます）。開いた丸カンにチャームと繋げたいパーツ（例: ピアスのフックやチェーンなど）を通します。全て通したら、開ける時とは逆の方向にスライドさせて丸カンを閉じます。隙間なくしっかりと閉じるのがポイントです。

• ピアス/イヤリングの場合: チャーム上部に丸カンを通し、その丸カンをピアスのフックやイヤリング金具の下の穴に繋げます。複数のチャームを繋げたい場合は、丸カンを使って順番に繋げていきます。

• ネックレス/ブレスレットの場合: チェーンの端に丸カンでチャームを繋げます。チェーンの反対側には留め金具を付けます。チェーンが短く留め金具が付いていない場合は、チェーンの両端に丸カンで留め金具と引き輪（またはカニカン）をそれぞれ繋げます。

• バッグチャームの場合: 大きめの丸カンや直接ナスカンにチャームを通します。複数のチャームやビーズ、リボンなどを組み合わせてボリュームを出すことも可能です。

作業時の注意点

• 工具の扱い: ペンチやニッパーを使う際は、指などを挟まないように注意してください。
• 丸カンの開閉: 丸カンは必ず横に開閉してください。前後に開くと変形しやすく、外れやすくなります。
• 小さなパーツ: 丸カンなどの小さなパーツは紛失しやすいので、トレイの上などで作業することをお勧めします。
• アレルギー: 金属アレルギーをお持ちの方は、サージカルステンレスや樹脂などのアレルギー対応のアクセサリーパーツを選ぶようにしてください。

活用例とアレンジ例

完成したリメイクアイテムは、様々な方法で活用できます。

• アクセサリーとして: シンプルなTシャツやニットに合わせるだけで、コーディネートのアクセントになります。お気に入りのチャームなら、身につける度に愛着を感じるでしょう。
• バッグチャームとして: 無地のトートバッグやシンプルなハンドバッグに付けると、個性が光るおしゃれなワンポイントになります。ポーチやペンケースのファスナーに付けるのも良いでしょう。
• 他のアイテムと組み合わせて: リメイクしたアクセサリーを、手作りの布小物（ポーチや巾着）や、別のリメイク品（空き瓶を飾ったものなど）に付けて飾るのも素敵です。

アレンジとしては、複数のキーホルダーやチャームを組み合わせて一つのボリュームのあるアイテムにしたり、家に余っているビーズやボタン、布のハギレなどを一緒に繋げてみたりするのも楽しいです。キーホルダーについていた革タグやリボンなども、チャームの一部として活かすことができます。

まとめ

使わなくなったキーホルダーやチャームをリメイクすることは、単に物を再利用するだけでなく、創造的な時間を楽しむ素晴らしい方法です。少しの材料と簡単な作業で、眠っていたアイテムが日常を彩る新しいアイテムに生まれ変わります。

このリメイクは、捨てるはずだったものに再び命を吹き込み、ゴミを減らすという環境に優しい行動にも繋がります。また、自分だけのオリジナルアイテムを作ることで、既製品にはない愛着が生まれます。

難しい技術は必要ありません。ぜひ、ご自宅に眠っているキーホルダーやチャームを探して、アクセサリーやバッグチャームへのリメイクに挑戦してみてください。手軽にできるこのDIYで、サステナブルでおしゃれな暮らしをさらに楽しんでいただければ幸いです。