使わない古い木箱がおしゃれに変身 飾り棚や収納棚の簡単DIYリメイク
はじめに
ご自宅に使われなくなった古い木箱はございませんか。果物が入っていた箱、ワインの木箱、あるいは雑貨の空き箱など、そのままでは場所を取るだけに見えるかもしれません。しかし、少し手を加えるだけで、おしゃれな飾り棚や実用的な収納棚として、新たな命を吹き込むことができます。
木箱のリメイクは、環境に配しくわえ、お部屋の雰囲気を個性的に演出しながら、収納スペースを確保できる素晴らしい方法です。今回は、そんな使わない古い木箱を素敵に変身させる、簡単で手軽なDIYリメイクの方法をご紹介します。特別な技術は必要ありませんので、ぜひお試しください。
準備するもの
材料
- 使わない古い木箱（複数個あると棚として組み合わせられます）
- お好みの塗料（木材用塗料、水性塗料がおすすめです）
- 必要であれば、木工用ボンド
- 必要であれば、L字金具やネジ（木箱を固定する場合に使用）
道具
- ヤスリ（目の粗いものと細かいもの）
- 刷毛またはローラー
- 塗料用のバットまたは容器
- ウエス（布）
- 新聞紙やブルーシート（作業場所の養生用）
- 必要であれば、ドライバーまたは電動ドライバー
- 軍手やゴム手袋
- マスク（粉塵対策、塗料の匂い対策）
作り方
古い木箱を飾り棚や収納棚としてリメイクする基本的な手順です。
ステップ1: 木箱の掃除と下準備
まず、木箱の汚れや埃をきれいに拭き取ります。タワシやブラシを使って、隙間の汚れも落としましょう。 次に、木箱の表面をヤスリで磨きます。ささくれや角の尖った部分を滑らかにし、塗料のノリを良くするためです。最初は目の粗いヤスリで全体を磨き、その後目の細かいヤスリで仕上げるのがおすすめです。ヤスリがけの際は、木屑が舞うのでマスクを着用し、換気をしっかり行ってください。 ヤスリがけが終わったら、ウエスで木屑を丁寧に拭き取ります。
ステップ2: ペイントする
作業場所が汚れないように新聞紙などを敷きます。 木箱全体に、お好みの色の塗料を塗ります。水性塗料は匂いが少なく、乾燥が早いのでご家庭での作業に適しています。環境に優しい成分の塗料を選ぶとより安心です。 刷毛やローラーを使って、木目に沿って薄く均一に塗り広げます。一度に厚く塗ろうとするとムラになりやすいので、薄く二度塗り、三度塗りすることをおすすめします。 塗料が完全に乾いたら、必要であれば重ね塗りを行います。重ね塗りをする前に、軽くヤスリ（目の細かいもの）をかけると、より滑らかな仕上がりになります。 側面、底面、内側と、すべての面に忘れずに塗りましょう。
ステップ3: 必要であれば固定する
複数の木箱を組み合わせて棚にする場合、木工用ボンドで仮止めし、必要に応じてL字金具や木ネジで固定すると安定感が増します。設置場所や乗せるものに合わせて、安全な固定方法を選んでください。木箱の材質によっては釘が割れることがあるため、下穴を開けてからネジを打つなどの工夫をすると良いでしょう。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、倒れてこないように壁に固定することも検討してください。
ステップ4: 完成
塗料が完全に乾燥したら、リメイクした木箱棚の完成です。お好みの場所に設置し、飾りや収納として活用してください。
活用例・アレンジ例
リメイクした木箱棚は、アイデア次第で様々に活用できます。
- 飾り棚として: お気に入りの雑貨や写真、小さな観葉植物などを飾って、お部屋のアクセントに。壁に取り付けたり、床に直接置いたり、複数個を階段状に積むなど配置を変えるだけで雰囲気が変わります。
- 収納棚として: 本や雑誌、キッチン周りの小物、タオルなどを収納するのに便利です。木箱のサイズに合わせてボックスやバスケットを入れると、さらに整理しやすくなります。
- 植物のディスプレイに: ペイントした木箱の中に鉢植えを入れて、インドアグリーンのコーナーを作るのも素敵です。底に水受けトレーを敷くと安心です。
- 組み合わせを工夫する: 同じサイズの木箱を複数並べたり、サイズの異なる木箱を組み合わせたりすることで、オリジナルのデザイン棚が作れます。
塗料の色や種類を変えたり、ステンシルで模様を加えたり、取っ手やキャスターを付けるなど、アレンジの可能性は無限大です。古材風に仕上げたり、カラフルにペイントしたりと、お部屋のインテリアに合わせて自由に楽しんでください。
まとめ
使わなくなった古い木箱は、捨てるには惜しい魅力的な素材です。少しの手間とアイデアで、機能的でおしゃれな飾り棚や収納棚として生まれ変わらせることができます。これは単なる物の再利用だけでなく、ゴミを減らし、持続可能な暮らしを実践することにも繋がります。
ご自身の暮らしに合わせてカスタマイズできるリメイクは、愛着もひとしおです。ぜひ、ご自宅の古い木箱を見つけて、世界に一つだけのオリジナル棚作りに挑戦してみてください。手作りの温かみがお部屋に彩りを添えてくれることでしょう。