古くなった写真立てや額縁がおしゃれに変身 使えるトレイや飾り棚、ミラーに生まれ変わる簡単DIY
古くなった写真立てや額縁に新たな命を吹き込むリメイクDIY
ご自宅に、昔飾っていた写真立てや、絵を入れていた額縁が眠っていませんか。デザインが古くなってしまったり、飾る場所がなくなったりして、そのままにしておくのはもったいないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。これらのフレームは、実は簡単な一手間を加えるだけで、素敵で実用的なアイテムに生まれ変わらせることができるのです。
使われなくなったものを捨てるのではなく、工夫して再び使うことは、ゴミを減らし、大切な資源を活かす、環境にも優しい取り組みです。今回の記事では、そんな古くなった写真立てや額縁を使った、トレイや飾り棚、ミラーへのリメイク方法をご紹介します。ご自宅にあるもので手軽に挑戦できますので、ぜひ最後までお読みください。
リメイクに必要な材料と道具
このリメイクDIYに必要な材料と道具は、ご自宅にあるものや、ホームセンター、100円ショップなどで手軽に揃えられるものばかりです。
- 古くなった写真立てまたは額縁: サイズや形は問いません。複数組み合わせても素敵です。
- お好みの塗料: フレームの雰囲気を変えるために使います。環境負荷の少ない水性塗料がおすすめです。アクリル絵の具やニスでも構いません。
- 刷毛またはスポンジ: 塗料を塗るために使います。使い古しのスポンジをカットして使っても良いでしょう。
- サンドペーパー: 必要に応じて、表面を軽く研磨するために使います(目の細かいものが適しています)。
- ボンドまたは木工用接着剤: 部品を固定したり、装飾を貼り付けたりするのに使います。
- カッターナイフまたはハサミ: 布や紙などをカットするために使います。
- (トレイにリメイクする場合)好みの布や紙、タイルやビー玉など: 底板に貼ったり飾ったりするために使います。
- (飾り棚にリメイクする場合)複数の額縁、必要に応じて補強材(木の端材など)、L字金具など: 額縁を組み合わせて棚を作る場合に必要になります。
- (ミラーにリメイクする場合)額縁のサイズに合ったミラーシートまたは鏡: 額縁の内寸に合わせて用意します。アクリル製のミラーシートは比較的安全に扱えます。
- (壁掛けにする場合)壁掛け用フックや紐: 完成品を壁に掛ける場合に必要です。
- その他: 新聞紙やブルーシート(作業場所の保護)、マスキングテープ、ウェットティッシュなど。
写真立て・額縁を使ったリメイクの作り方
ここでは、写真立てや額縁をトレイ、飾り棚、ミラーにリメイクする基本的な手順をご紹介します。お手持ちのフレームの種類や、作りたいアイテムに合わせて手順を調整してください。
下準備
- フレーム全体のホコリや汚れを布で丁寧に拭き取ります。
- ガラス板や中の写真、裏板などをフレームから全て外します。ガラス板を扱う際は割らないように十分注意してください。
- フレームの表面が滑らかすぎる場合や、元々ニスなどが塗ってある場合は、軽くサンドペーパーで研磨すると塗料の乗りが良くなります。
フレームをペイントする
- ペイントしない部分があれば、マスキングテープで保護します。
- 新聞紙などを敷いた作業場所で、刷毛やスポンジを使って塗料を塗ります。一度に厚塗りせず、薄く均一に塗り重ねるのがコツです。木の木目を活かしたい場合は、木部保護塗料やオイルステインなどもおすすめです。
- 塗料が完全に乾くまでしっかりと乾燥させます。必要に応じて、乾いてから二度塗りします。塗料の種類によって乾燥時間が異なりますので、パッケージの表示を確認してください。換気の良い場所で作業を行いましょう。
各アイテムへの仕上げ
【トレイにリメイクする場合】
- フレームの底になる部分(元々ガラス板が入っていた溝の面)に、底板(元の裏板や、厚紙など)をはめ込みます。
- 底板の表面に、お好みの布や紙、タイルなどをボンドで貼り付けます。布を使う場合は、底板よりも一回り大きくカットし、裏側に折り込んで貼り付けると端が綺麗に仕上がります。
- ボンドがしっかりと乾いたら完成です。さらに耐久性を高めたい場合は、表面にニスやコーティング剤を塗布すると良いでしょう。
【飾り棚にリメイクする場合】
- 複数の額縁を使う場合、どのような配置で組み合わせるか決めます。
- ボンドや木工用接着剤で額縁同士を接着します。接着面が少ない場合は、L字金具や補強材を裏側からネジ止めするなどして強度を高めます。
- 棚として使いたい部分には、元の裏板や木の端材などをカットして棚板として取り付けます。ボンドや小さな釘、ネジなどで固定します。
- フレームの内側に布を貼ったり、小さなフックを取り付けたりしても可愛らしく仕上がります。
【ミラーにリメイクする場合】
- 額縁の内寸を正確に測り、そのサイズに合わせてミラーシートまたは鏡を用意します。鏡を自分でカットするのは危険を伴いますので、専門のお店でカットしてもらうか、安全なアクリルミラーシートの利用をおすすめします。
- 元の裏板の表面に、強力な両面テープやミラー用の接着剤を使ってミラーシートまたは鏡を貼り付けます。
- ミラーを貼り付けた裏板を、フレームの溝に丁寧にはめ込みます。外れないようにしっかり固定します。
- 必要であれば、壁に掛けるためのフックや紐を取り付けます。
活用例とアレンジのヒント
リメイクして生まれ変わった写真立てや額縁は、様々な場所で活躍してくれます。
- トレイ: アクセサリーや時計、鍵などを置くのに最適です。玄関に置いて鍵や小物をまとめたり、ベッドサイドで眼鏡やアクセサリーの一時置きにしたり。
- 飾り棚: 小さなフィギュアや植物、お気に入りの小物などを飾るギャラリースペースになります。壁にいくつか並べて取り付けると、より賑やかでおしゃれな印象になります。
- ミラー: 玄関に設置すればお出かけ前のチェックに便利です。ドレッサーの横や洗面所に置いても良いでしょう。フレームを複数組み合わせて大きなミラーを作ることも可能です。
アレンジのヒント:
- 装飾を加える: ペイントが乾いた後、レースやリボン、ボタン、貝殻、小さな木の実などをボンドで貼り付けてデコレーションすると、個性的な仕上がりになります。
- ステンシルやスタンプ: フレームに好きな模様や文字をステンシルやスタンプで加えると、オリジナリティが増します。
- アンティーク風加工: サンドペーパーで角を軽くこすったり、ワックスを塗り込んだりすることで、使い古されたようなアンティーク風の風合いを出すことができます。
- 布や紙の種類を変える: トレイの底板に貼る布や紙を変えるだけで、全く違う雰囲気になります。季節に合わせて貼り替えるのも楽しいかもしれません。
- デコパージュ: ペーパーナプキンや専用のペーパーを貼り付けてコーティングするデコパージュもおすすめです。
まとめ
今回は、古くなった写真立てや額縁を素敵なトレイや飾り棚、ミラーにリメイクする方法をご紹介しました。使わなくなったものを捨てるのは簡単ですが、少し手を加えることで、再び私たちの生活に役立つものとして蘇らせることができます。
ご自宅に眠っている写真立てや額縁が、このリメイクを通じて、新たな価値を持ち、愛着のあるインテリアアイテムに生まれ変わることを願っています。環境に優しく、創造力を刺激する雑貨リメイクDIYを、ぜひお試しください。