使わない土鍋がおしゃれに変身 観葉植物にぴったりのプランターカバーDIY
使わない土鍋が素敵なプランターカバーに生まれ変わるDIY
ご自宅に使わなくなった土鍋はございませんか。土鍋は長く使うと焦げ付きが取れなくなったり、保温性が落ちてきたりするものですが、捨てるには大きくて重く、どうしたものかと悩んでしまう方もいらっしゃるかと思います。
本記事では、そんな使われなくなった土鍋を、お部屋に癒やしをもたらす観葉植物のプランターカバーとして再利用するDIYの方法をご紹介いたします。土鍋の持つ素朴な形状や重厚感を活かしつつ、お好みの色に塗り替えることで、世界に一つだけの素敵なインテリアアイテムに生まれ変わらせることができます。環境に優しく、お部屋の模様替えにも繋がるリメイクを、ぜひお試しください。
材料と道具
土鍋をプランターカバーとしてリメイクするために必要な材料と道具は以下の通りです。
- 使わなくなった土鍋:大きすぎるものや、ひび割れのあるものは避けてください。
- 塗料:屋外使用可能なもの、または陶器への密着性が高いものを選びましょう。水性塗料は扱いやすく、乾燥も速い傾向があります。環境負荷の少ないエコフレンドリーな塗料を選ぶこともおすすめです。
- プライマー(下塗り剤):塗料の密着性を高め、きれいに発色させるためにあると良いでしょう。土鍋の素材に適したものを選んでください。
- 刷毛またはローラー:塗る面積や表現したい質感に合わせて選びます。細かい部分には刷毛、広い面にはローラーが適しています。
- マスキングテープ:塗りたくない部分を保護するために使用します。
- 新聞紙やブルーシート:作業場所を汚さないように敷きます。
- サンドペーパー(任意):塗料の乗りを良くするために、表面を軽く研磨する場合に使用します。
- 筆、ステンシルシート、転写シートなど(任意):装飾を施す場合に使用します。
作り方
使わなくなった土鍋をプランターカバーにリメイクする手順は以下の通りです。
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土鍋をきれいに洗う まず、土鍋に付いた油分や汚れをしっかりと洗い落とします。洗剤を使用し、スポンジやブラシで丁寧にこすってください。特に油分が残っていると塗料がうまく乗らなかったり、剥がれやすくなったりする原因となります。洗い終わったら、完全に乾燥させてください。カビの発生を防ぐためにも、しっかりと天日干しをするのがおすすめです。
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マスキングと養生をする 持ち手や蓋など、塗料を付けたくない部分があればマスキングテープでしっかりと覆います。また、作業場所には新聞紙やブルーシートを敷き、塗料が付着しないように養生を行います。換気の良い場所で行いましょう。
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プライマーを塗布する(任意) 塗料の密着性を高めたい場合や、土鍋の色を隠してきれいに発色させたい場合は、プライマーを塗布します。プライマーの説明書に従い、薄く均一に塗ります。塗りすぎると乾燥に時間がかかったり、仕上がりに影響したりすることがありますので注意してください。プライマーが完全に乾燥するまで待ちます。
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塗料を塗る 選んだ塗料を塗布します。刷毛やローラーを使い、ムラにならないように注意しながら塗っていきます。一度に厚く塗ろうとせず、薄く重ね塗りをするのがきれいに仕上げるコツです。特に土鍋の表面は吸水性があるため、塗料を吸い込みやすい場合があります。一度目が乾いたら、必要に応じて二度、三度と塗り重ねていきます。塗料の種類によって乾燥時間が異なりますので、パッケージの指示に従ってください。
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装飾を施す(任意) 塗料がしっかりと乾燥した後、お好みで装飾を施します。ステンシルシートを使って模様を入れたり、筆で絵を描いたり、転写シートを貼り付けたりすることもできます。シンプルなデザインがお好みであれば、この工程は省略しても構いません。
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完全に乾燥させる 全ての工程が終わったら、塗料が完全に乾燥するまで十分な時間をおきます。塗料の種類によっては完全に硬化するまで数日かかる場合もあります。急いで使用せず、しっかりと乾燥させることが長持ちさせる秘訣です。
安全に関する注意点
- 塗料を使用する際は、必ず換気の良い場所で行ってください。
- 塗料が皮膚に付着しないよう、手袋の着用をおすすめします。
- 割れたり欠けたりしている土鍋は、破片で怪我をする恐れがあるためリメイクには使用しないでください。
- 土鍋には通常、底に水抜き穴がありません。そのため、直接植物を植えるのではなく、鉢カバーとして使用するか、底に軽石などを敷いて排水性を確保する工夫が必要です。
活用例・アレンジ例
完成した土鍋プランターカバーは、リビングや玄関、ベランダなど、様々な場所に置いて観葉植物を飾るのにぴったりです。土鍋のサイズに合わせて、中に入れる鉢を選ぶと良いでしょう。
- 鉢カバーとして: 観葉植物を鉢ごと土鍋の中に入れて使用します。水やりの際は中の鉢を取り出し、水が完全に切れてから土鍋に戻すようにすると、土鍋が傷みにくく清潔に保てます。
- 小物入れとして: 土鍋の深い形状を活かして、ブランケットや雑誌、子供のおもちゃなどを入れる収納バスケットとしても活用できます。
- ディスプレイとして: そのまま置いておくだけでも、独特の存在感でお部屋のアクセントになります。ドライフラワーを飾ったり、季節のデコレーションを施したりするのも素敵です。
ペイントの色を変えるだけで、和風にも洋風にも、モダンな雰囲気にも馴染ませることができます。シックなモノトーンにしたり、鮮やかなアクセントカラーにしたり、グラデーションに挑戦したりと、様々なアレンジを楽しんでください。
まとめ
使わなくなった土鍋も、少し手を加えるだけで実用的でおしゃれなインテリアアイテムとして生まれ変わります。捨てる手間や費用を省けるだけでなく、愛着のあるものに再び価値を与えることができるのは、リメイクDIYの大きな魅力です。
この土鍋のプランターカバーは、重くて扱いづらい土鍋の「重さ」を、観葉植物を安定して飾るための「重厚感」という魅力に変えてくれます。ぜひ、ご自宅に眠っている土鍋を見つけたら、このリメイクに挑戦して、お部屋に新たな彩りを加えてみてはいかがでしょうか。環境にも優しく、心も満たされる素敵なDIY体験となるはずです。