雑貨リメイクDIY

使わないシーツがおしゃれに変身 収納ボックスカバーの簡単DIYリメイク

Tags: シーツ, リメイク, 収納, DIY, 裁縫

捨てないで!使わないシーツを収納ボックスカバーにリメイク

ご家庭に、もう使わなくなったベッドシーツや布団カバーはございませんか。洗い替えなどでいつの間にか増えてしまい、収納の場所を取っていることもあるかもしれません。まだ傷んでいないのに、サイズが合わなくなった、デザインに飽きてしまったなどの理由で眠っているシーツは、実は実用的なインテリアアイテムに生まれ変わらせることができます。

今回のDIYでは、そんな使わないシーツを活用し、お部屋の収納ボックスをおしゃれに目隠しできるカバーを作成します。収納ボックスの中身が見えないようにするだけでなく、シーツの柄や色を活かせば、お部屋の雰囲気を手軽に変えるアクセントにもなります。環境に優しく、物の価値を再び見出す、心地よいリメイク作業を始めてみましょう。

材料と道具を準備しましょう

このリメイクに必要なのは、特別な材料や道具ではありません。ご家庭にあるもので、手軽に取り組めるのが魅力です。

必要なもの

エコの視点

作り方:収納ボックスカバーDIY

ここでは、シンプルな箱型の収納ボックスにフィットするカバーの作り方を解説します。ミシンがあると早く仕上がりますが、手縫いでも十分に作成可能です。

  1. サイズを測る カバーをかけたい収納ボックスの「幅」「奥行き」「高さ」を正確に測ります。メジャーを使うと測りやすいです。

  2. 布を裁断する シーツを広げ、測ったサイズをもとに布に印をつけます。箱全体を包むようなイメージで、以下のサイズで布を裁断します。

    • 幅方向の長さ: (ボックスの幅)+(ボックスの奥行き)+(ボックスの幅)+(ボックスの奥行き)+縫い代(各辺1.5cm程度×4) = ボックスの周囲長+縫い代
    • 高さ方向の長さ: (ボックスの高さ)+(ボックスの奥行き)+垂らす長さ(ボックスの上端から内側に垂らす部分の長さ、5cm〜10cm程度)+縫い代(下辺1.5cm、上辺の折り返し分3cm程度)

    印をつけたら、布用のハサミで丁寧に裁断します。まっすぐ切ることを心がけましょう。

  3. 布の端を処理する 裁断した布の全ての辺(特に上下になる部分)の端を処理します。布端がほつれてくるのを防ぎ、仕上がりをきれいに見せるための工程です。

    • ミシンを使う場合:ジグザグ縫いをするか、三つ折り(布端を1cmほど内側に折り、さらに1cmほど折る)にして縫います。
    • 手縫いの場合:細かいブランケットステッチや、三つ折りにして本返し縫いなどで処理します。

    ここでは、三つ折りにして縫う方法が簡単でおすすめです。

  4. 箱の形に縫い合わせる 裁断した大きな布を、収納ボックスに沿わせるようにして箱の形に縫い合わせます。布の裏面を外側にして、ボックスの四隅にあたる部分を縫います。

    布をボックスの側面に沿わせ、角でL字に折り曲げます。その角の部分を、ボックスの高さ方向の上端から下端まで(垂らす部分と下辺の縫い代は除く)まっすぐ縫います。これを四隅全てに行います。ボックスの高さが布の「高さ方向の長さ」とほぼ一致する部分まで縫い、底面にあたる部分は開いた状態にします。

    縫い合わせる際は、布がずれないように待ち針でしっかりと固定してから縫い始めましょう。ミシンで縫う場合は、返し縫いをして丈夫に仕上げます。手縫いの場合は、細かくしっかりと縫い合わせます。

  5. 上辺を処理する ボックスの上端から内側に垂らす部分(手順2で「垂らす長さ+縫い代」として計算した部分)を処理します。これは布の表側が見えるように、内側に折り返す部分になります。

    布端を1cmほど内側に折り込み、さらに2cmほど内側に折り返して縫います。これにより、上端がしっかりと固定され、美しい仕上がりになります。

  6. 完成 縫い終わったら裏返して表に出します。収納ボックスにかぶせて形を整えれば完成です。

活用例とアレンジのヒント

まとめ:新たな命を吹き込むリメイクの喜び

使われなくなったシーツが、少しの手間とアイデアで、実用的でおしゃれな収納ボックスカバーに生まれ変わりました。このリメイクは、単に物を再利用するだけでなく、お部屋をすっきりと整え、心地よい空間を作る助けとなります。

物を大切に使い、身近なものを工夫して活用する暮らしは、環境に優しく、私たち自身の心も豊かにしてくれます。完成したカバーを見るたびに、自分で作った喜びと、物を大切にする丁寧な暮らしを実感していただけることでしょう。ぜひ、ご自宅に眠っているシーツを探して、このリメイクに挑戦してみてください。